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コミニスタのデモ

連載「AI・ロボット・IoT 利活用を追う」12

タケロボ のコミニスタ

2017年7月17日(月) 3294号

タケロボは、IBMのAI「ワトソン」と連携した卓上型のコミュニケーションスタンド「コミニスタ」を開発し、市場展開を推進する。無人店舗や無人ブース、非対面接客が望まれる各種シチュエーションを想定したつくりになっている点が特色だ。
具体的には利用者と自然言語による対話ができ、対話中に画像を差し込んだり、対話ログを分析することもできる。タッチ操作、音声案内などをマルチに用いて、利用者にわかりやすく各種情報を提供できる点も特徴で、操作設定をクラウドから実施でき、遠隔に設置された複数のコミニスタを1カ所からすべてコントロールできる。
すでにイオンフィナンシャルサービスに導入され、イオン銀行カウンタで利用者の質問に応じた金融サービスの説明やサービス利用案内などを行っている。
  
タケロボの竹内清明社長はコミニスタ誕生の経緯をこう明かす。
「当社は2011年の設立以来、さまざまなロボットを世に送り出してきた。実際、多くの人々に喜んでもらい、事業者からも情報案内や宣伝広告に有効だという声が寄せられた。その一方で『ロボットは必要最低限の駆動で十分。コミュニケーションがきちんと図れて、確実に案内することができればいい』『コンピュータの知識がなくても、自分でセットアップできて、自由に操作できるロボットがほしい』という要望もあった。こうした要望を受けて開発したのがコミュニケーションロボット『ロボコット』で、応用製品がハウステンボスの変なレストランや、イオンモールのコンシュルジュサービスを行うロボットとして導入された。集客効果も高く好評を博している。今回開発したコミニスタはロボコットの改良版で、イオンフィナンシャルサービスの要望を受けて、集客効果よりも、実務処理の能力を重視し、簡単にコンテンツを差し替えられるなど使い勝手を考慮した」。
要するにロボコットは集客向きで、コミニスタは接客向きというわけだ。
  
技術的に注力したポイントは音声認識の精度だ。イオンフィナンシャルサービスが導入したコミニスタはイオンモール内に設置されている。当然、BGMや館内放送など雑音も多い。そうした環境の中でも、利用者が話しかけた内容をコミニスタが確実に認識しなければならず、ハード・ソフトの両面で工夫を凝らしたという。
「(コミニスタは)入力した音声をテキスト化して、ワトソンに登録されている情報にリーチする。入力した音声をきちんと聞き取らないと、その後の処理もうまくいかなくなるので、雑音に耐えうる音声認識技術を実装した」(竹内社長)。
上述した通り、非対面接客が望まれる各種シチュエーションでの利用を想定しており、公共機関や金融機関、商業施設、デパートなど顧客接点のある領域での普及を目指している。ちなみに現状は、金融機関や商業施設からの引き合いが多いという。同製品の端末価格は50万円(税抜き)で、クラウドの利用料は月4万円(税抜き)となる。

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