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メッシュWi-Fiの利用事例

連載「光ブロードバンド成熟市場の戦略」⑥

ジュピターテレコム

2019年12月9日(月) 3396号

CATV事業者のジュピターテレコム(J:COM)が提供するインターネットサービス「J:COM NET」の加入者は9月末時点で約382万世帯。昨年9月末時点が369万世帯だったので、平均すると月に1万件ほど純増している計算だ。
同社ビジネスイノベーション部門商品企画本部長の小川純市氏は「市場が成熟する中でも純増を獲得できており、おおむね順調だ」と述べる。
昨年に比べて競争環境に大きな変化はないとの認識だ。西日本エリアの競争は相変わらず激しく、とくに現状は関西と福岡を中心とした九州が激戦区になっているという。
  
同社は今年度大きなサービスを三つリリースする。
その一つがホームIoTサービス「J:COM HOME」だ。家電を音声で操作したり、家族の帰宅をスマートフォンでチェックするなど、家庭向けに特化したIoTサービスを展開。同社ならではの特徴としてサポートが挙げられる。
「IoT機器のセッティングからアフターサポートまでワンストップで対応している。ホームIoTは現状さほど普及していないが、サポート対応を充実させることで、IoT機器を難しいと感じるお客さまに利便性を感じていただけるようになれば、普及の弾みになるのではないか」(小川氏)。
もう一つは「J:COMメッシュWi―Fi」。宅内のWi―Fi環境を劇的に改善するJ:COM NETのオプションサービスだ。
宅内でのWi―Fi利用はすでに定着しているが「寝室がつながりにくい」「隣近所との干渉で遅延が発生する」といった不満の声もよく聞く。
J:COMメッシュWi―Fiは、シンプルなつくりのWi―Fi中継器をコンセントに挿すだけでその周囲のWi―Fi環境を良好にすることができる。
「当社の調査により、お客さまの約4割近くがWi―Fi環境に何らかの不満を抱いていることが明らかになった。その対応策としてリリースしたのがJ:COMメッシュWi―Fiだ。お客さま宅内は基本的にWi―Fi環境になっており、Wi―Fi環境をよくすることは大きなメリットにつながる」と小川氏は説明する。
そして三つ目が地上波・BS・CS放送に加えてさまざまなネット動画サービスに対応する次世代のセットトップボックス(STB)「J:COM LINK」で、年内のリリースを目指している。4K対応をはじめ、ネットフリックスやDAZN、AbemaTV、TVerなどをプリインストールする。
  
一方、ネットワークのさらなるブロードバンド化にも傾注。従来主力だった320メガビット/秒に代わり、現在は1ギガビット/秒を訴求している。さらに10ギガビット/秒サービスも一部エリアでトライアルしている。
「10ギガを必要とされるお客さまはまだ少数派ではあるが、高速化のニーズは確実に高まっている」(小川氏)としている。

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